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葉状腫瘍の記録 ♯5  -術後の経過とこれから-
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松山千春さんが震災の時にラジオでおっしゃった言葉だそうです。

知恵があるヤツは知恵を出そう。
力があるヤツは力を出そう。
金があるヤツは金を出そう。
「自分は何にも出せないよ」っていうヤツは元気を出せ!



なるほど。
何もない私でも、元気なら出せる!!










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胸のしこりの正体が葉状腫瘍というもだと分かり
その後はしっかり経過観察を続けていくことになりました。




眠れなかった・・・と心配してくれていた母。
とってもとっても心配をかけてしまいました。
ずっと体調もよくないのに、心労かけてごめんね。

実家に電話をした時、電話に出たのは父でした。
私の報告に安心してくれた父。

両親ともに、見守っていてくれました。
ありがとう。





検査の結果をとても心配してくれていた周りの人たち。
本当にありがたいことだと思いました。

みんなからもらった温かい言葉は、
私の心の宝物です。


明るく元気に励ましてくれたお友達。
嬉しかったぁ。
何と言っていいのか・・・と困惑させてしまったお友達。
ゴメンネ。
いつもよりいっぱい笑わせてくれたお友達。
さすがやね!
何でも言ってね!って太っ腹なお友達。
頼りにしてます。^^
いろいろアドバイスをしてくれたお友達。
アリガトウ・・・><


その人らしい言葉でたくさん励ましてもらいました。

ひとことひとことと、そこに込められた気持ちがどれだけ嬉しかったことか。
みんなに支えられているんだなぁってことを強く感じました。
ありがとう。





そして、それまで何も話していなかった妹から電話がありました。

きっと両親から話は聞いているだろうと思ったのと、
妹の心配する顔が浮かんで自分では話せませんでした。




「おねえちゃん、よかった・・・ほんまによかったなぁ。
結果が出るまで怖かったやろう?」

そう言って泣いてくれた妹。


怖かった・・・?

妹のその言葉を聞いて、初めて涙がボロボロ止まらなくなりました。
自分の感情の中に『怖い』という気持ちがあると自覚していなかった私ですが、
その時初めて「私、怖かったんや。」と思いました。

どんな結果でも私は大丈夫!
その気持ちにウソはなかったけれど、
やっぱり心の奥底には怖いという気持ちがあったのだと思います。

でも、それを認めてしまうと自分が崩れてしまいそうな気がしていたのか・・・
自分でもよく分かりません。



妹のひとことで、せき止めていた水が一度に流れ出るように、
感情が一気に噴き出した感じでした。




考えてみたら、確かに怖かったのです。

だから、とてもとても不安だったしイライラもしました。
何をしていても心底楽しめない自分がいて、
子ども達の笑顔が少し遠くに感じられたりもしていました。

全部、怖かったからなのです。


でも、それを認めるのも怖かったのだと思います。





妹のことばと気持ちに心が解凍されたようで、
いっぱい泣いた後でふーっと大きくため息をつくと、
何かからひとつ解放されたような気持ちでした。

私、頑張ってたんやなぁ。
そう気付きました。
ちょっと無理もしていたのかも。。。



でも、元来ポジティブ思考の私です。

なるようになるわ。
逃げられないのだから向き合うしかないし。

そう思って前を向くことができたのも事実です。






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手術から1ヶ月後、術後の経過を診てもらいに病院へ行きました。

腫瘍を摘出したところは、まだ固かったのですが、
それは徐々に柔らかくなっていくとのこと。

「キレイにキレイにきっちり縫うからね!」
そう言ってくれた先生のお言葉通り、
うっすら茶色いまっすぐな一本腺があるだけ。
切ったのも1.5センチ。
気になるほどの傷跡ではありません。



腫瘍があったところを丁寧にエコーでみていただきました。
今のところ、再発はナシ。
いやいや、術後1ヶ月で再発どうこうって・・・
と思ったのですが、可能性は十分あるのだそうです。><


そして、ちょっと意外だったのですが、
両胸くまなくエコーでみてくださいました。

手術はあくまで治療するための検査のひとつ。
そして、あの腫瘍は私の胸のほんの一部の話。
K先生には、まだその部分しかきちんとみてもらっていなかったのでした。

そこで気付いた私。
そっか。まだ検査は途中やったんやわ。



少しずつ場所をずらしてエコーで見ていくと、
先生の手の止まるところが何か所も・・・

なにやら、嚢胞(のうほう)という液体が溜まったものがあるらしく、
これが左右あわせて6つ。
多くないかい??

数は6つでしたが、どれもすごく小さいもので、
この段階だと特に心配はいらないそうです。
嚢胞は乳腺症のひとつで、大きくなるとしこりとして手に触れるのだそうですが、
そんなレベルではないようでした。

気をつけなければいけない嚢胞と、そうでない嚢胞。
そこの判断は、素人の私にはわかりません。
ここは、先生を信じるしかないところです。




なんやかんやと色々出てくる私の胸・・・
思わず「みんなこんなにイロイロあるものですか?」と聞いてしまいました。^^;

嚢胞はわりとよくあるもので珍しくはないけれど、
でも何もない人は何もないよというのが先生の答えでした。
そりゃぁそうかもね。^^;




そして、先生爆弾発言です。

「ん?なんかココに腫瘍らしきものがあるね。」

一瞬、自分の耳を疑った私です。



葉状腫瘍があったのと同じ右胸ですが、
場所はまた違う所です。



『境界不明瞭な腫瘍らしきものを認める。』

カルテの一文。







どうなんのーーー??と思ったのですが、
とりあえず経過観察だそうです。

この日から半年後の7月、再検査してからとのこと。
その先のことは、その時にもう一度診てからということでした。






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どこまでもスッキリしない私の胸。
これは体質なのでしょうね。
自分の体からは逃げられません。




それでも、私は幸運だと思っています。

昨秋、あのタイミングで検診に行ったこと。
K先生を紹介していただいたこと。
細胞診でうまく葉状腫瘍の細胞が抜き取られ、
鑑別困難という結果が出たこと。

全てがよい巡りあわせでした。



細胞診というのは、なかなか難しいもののようで、
ちゃんとした結果が出ないことも多いようです。

私の場合、しこりがふたつあったので、余計にそう言えます。
もし、線維腺腫の方からしか細胞が抜き取られていなかったら・・・
病理の結果は違っていたかもしれない。
そうしたら、葉状腫瘍という存在に気付かれなかったかもしれない。

そう思うと、何もかもがラッキーだったのだと思うのです。





そして、また新たな火種が増えてしまって気になるところですが、
それも定期的に検査を受けられるから大丈夫!!



今、女性にとても多い乳腺疾患。
婦人科系の検査を好んで受けるという人はいないと思います。
どうしても、足が遠のいてしまいがち。
その気持ちも、すっごく分かります。

でも、やっぱりみなさんきちんと検診を受けてほしいです。
乳腺疾患は、20代以上は適齢期(?)だそうですよ。


そしてもし・・・
何か気になることがある。
しこりがある。
そういう方は、すぐに病院を受診してください。

早いのが一番。
何か分からない不安を抱えている時が、一番しんどい時です。


自分の体は、誰のものでもなく自分のものです。
決して逃げることはできません。
向き合う勇気も必要です。


大切な人達のためにも、元気でいることが一番!!
そのためのメンテナンスは、絶対に必要です。







このブログで私の体験談を書いたことで、
たくさんのメールをいただきました。
正直、驚いています。

同じような思いを経験された方もいらっしゃいました。
病院へ行きます!と決意表明をしてくださった方もいらっしゃいました。

とても嬉しかったです。



どなたかひとりでも、そういう気持ちを持ってくれたらいいなぁという思いがありました。
よし!と一歩を踏み出すきっかけになってくれたとしたら、
それは本当に嬉しいことです。





たくさん心配してくださったみなさま、
私は大丈夫ですので、どうぞご心配なく。^^


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by satomi_yk11 | 2011-03-21 10:49
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