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今日は、ずっと書こうと思っていたカラダのお話です。 注 : 写真は本文となんら関係ございません。(笑) 昨秋からしばらく、病院通いが続いておりました。 誰のって?私のです。^^; そして、12月6日に手術を受けました。 右胸の腫瘍摘出手術。 ちょうど術後3か月、現在経過観察中です。 そんな私の体のお話。 ここに書くべきかどうか少し迷いましたが、 自分自身のために書いておきたかったのと、 女性のみなさまにはちゃんと検診を受けてほしい・・・ そんな思いもあって、やっぱり書き記しておこうと思いました。 うまくまとめることは出来ないけれど、 順を追って書いていきたいと思います。 右胸に小豆大のしこりを見つけたのは、 今から約2年前・・・ 背中の右半分に帯状疱疹が出た時でした。 最初はその激痛が右胸のものだと思い、何事かと焦って自己チェック。 その際、右胸にしこりがあることに気付きました。 結局、激痛は背中の帯状疱疹によるもので しこりとは無関係だったのですが、 やっぱり気になって病院へ行こうと思いました。 とは言え、どこの病院へ行ったらいいのかわからず。--; 近くの産婦人科に問い合わせてみました。 マンモグラフィは出来ないけれど、 触診とエコーでの診察はできるとこのこと。 マンモに関しては、先生が必要と判断したら紹介状を書くことになるけれど、 それでもよければ診察可能ですとのことでした。 いきなり遠くの大きな病院に行くのも・・・と思って診察をお願いしました。 胸のしこりは、本来乳腺外科が専門です。 本当は、最初から乳腺外科へ罹るのがスムーズだと思います。 エコーで見ると、しこりは黒く写ります。 やや横長の丸い物体。 先生のお話では、他との境界線が明瞭でコロコロとよく動くことなどから、 良性の線維腺腫というものだろうとのことでした。 これは、正常な細胞が過剰に増殖してできたもので、 特別大きくなったりしない限りは、このまま置いておいても問題のないものだそうです。 10代から30代の わりと若い女性に多くできるものだそうで、 特別珍しいものではないみたい。 大きさや形が変わらなければ、このままそっとしておきましょうとのこと。 女性ホルモンが過剰に働き過ぎて出来るとも言われていて、 閉経後には自然と消えてなくなることも多いとか。 3か月後にまた様子を診てみましょうと言われました。 その結果にほっとして帰ったのを覚えています。 そして、3か月後に診ていただいた時には、特別変化なし。 次は半年後でいいですよと言われ、また半年後に受診。 この時も特別変化なし。 じゃぁ次は一年後に診ましょうと言われ、 昨年10月に再び検査に行ってきました。 それまでの検査で何ともなかったこともあり、 何も考えずに気楽に行った私。 エコーの画像を見て、少しイヤな感じがしました。 今までまったく大きさが変わらなかったものが、 ほんの少しですが大きくなっている!? とは言えミリ単位の話で、これを大きくなっていると判断するのかどうか・・・ なんて考えていたまさにその時でした。 「うーーーーん。少しだけだけど大きさに変化があるねぇ。 念のため、もうちょっと詳しく検査する方がいいかな。 紹介状を書くから、精密検査を受けてください。」 と話す先生。 あ、やっぱり?と思いつつ、なんかえらいことになってきた??という思いも。 紹介状を書いていただき、紹介先の病院の予約を取っていただきました。 その間がとても長く感じられました。 そして、紹介状を持って新しい病院へ・・・ 人生初のマンモグラフィが待っていると思うと、ちょっと緊張しました。 マンモの技師さんは、若い女性の方で、ちょっと安心。^^ で、いざ。 あーこりゃ大変。 縦に横にと胸を挟んで平べったくして撮影するのですが、 機械が肋骨に当たって痛い。 胸どうこうより、骨が痛い。 前もって母に聞いていたのですが、まったくもってその通り。 あーこういうことねって分かりました。 つまり・・・ 挟む胸がないので、何とか挟もうとグイグイ押されて、 その結果機械が骨に当たる。(爆) 技師さん、軽く汗をかいていらっしゃいました。^^; いやいや、申し訳ございません。 そんなこんなで技師さんに格闘していただいたマンモも無事終了。 いよいよ診察室へ・・・ まず、撮りたてほやほやのマンモ画像を見た先生。 「うーーん、これで見る限り特に悪いものはないね。」 え?しこりは?? 若い人(ココで言う若いというのは、30代のこと)の場合、 乳腺がまだ発達していてマンモに乳腺がたくさん写るので、 かえって他のものが見えにくいことが多いそうです。 乳腺もしこりも白く写るのです。 自治体の検診などで40代からマンモを推奨されるのはそのためなのかぁ。 私の場合も、乳腺がまだいっぱい?で、しこりははっきりと写っていないというか、 見えにくいという状況だったようです。 それじゃぁ次はエコーで見てみようということで、 産婦人科でも受けた超音波検査。 あー、ココにいたね。 婦人科の先生の所見同様で、多分線維腺腫じゃないかなぁということでした。 が、少しずつ角度を変えながら見ていた先生の手が止まった・・・ あれ?なんかふたつあるように見えるゾ。 エ?フタツデスカ?? ふたつが重なって見えるので、なかなか見えにくかったのですが、 画像を止めてもらって私の目でも確認できました。 まるでちっこい雪だるま。。。 先生もカルテに「雪だるま型の腫瘤が見られる」と書いていました。^^; 私、スノーマン飼ってたのねー。 さてそのスノーマンは、いったい何者なのか!? 以下、先生のお話です。 おそらく線維腺腫でしょう。 線維腺腫だったら特に問題がないので、このまま様子を見ていけばいいと思います。 ただ、線維腺腫とよく似たもので、まれに葉状(ようじょう)腫瘍というものがあってね。 これだとちょっと厄介なんだよ・・・ 悪性の可能性もあるからね。 まぁ稀なものなので可能性は低いけれども、 せっかくココへ来たのだからハッキリさせた方がいいと思うよ。 何者かハッキリさせるために、細胞を抜き取って検査をしてみようね。 念のためね。 あらま。まさかの細胞診。 私の頭の中では、マンモで特に異常なし!で解放されると思っていたのです。^^; 細胞診というのは、エコーの画像を見ながらしこりに直接針を刺し、 中の細胞を抜き取って顕微鏡で見る検査です。 これがねぇ・・・ 声も出ず、涙ぐむほど痛かった!!! しこりがころころ動くのと表面が滑るので、 針がなかなか刺さりにくいようでした。 医師ふたりがかりの作業。 時間にしたらほんの数分だったと思うのですが、 あーーー痛かった!! 主治医のK先生は、とっても優しい先生です。 優しい・・・というと色んなとらえ方があるかと思いますが、 「対 患者」という姿勢が見える先生 というのかな。 白い巨塔の財前教授とは180度反対。 例えが分かりにくい!? 里見先生に近いものがあるかも~。 だから、見てない人は分からんってね。(笑) 淡々とですが、きちんと説明をしてくれます。 私がちゃんと理解できるように、 何度でも噛み砕いて説明をしてくれます。 お医者さんもやっぱり人間。 人間対人間として、感じるものってあると思うのです。 あぁ、好きな先生だなぁと思いました。^^ 初めての診察でしたが、 このK先生に全てお任せしようという気持ちになっていた私。 細胞診の結果は1週間後ということで、 予約をとっていただいて診察室をあとにしました。 初めて訪れた病院で、初めて診ていただく先生。 初めてのマンモに初めての細胞診。 もう、この数時間にいろんな初めてがありすぎて、 本当にへろへろ。 どっと疲れました。 右胸にあったころころと動くしこり。 触った感じはひとつにしか感じられないのですが、 まさかこれがふたつだったとはねぇ。 スノーマン、どうか良い子でありますように・・・ そう祈る一週間でした。
by satomi_yk11
| 2011-03-07 23:08
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